「水は答えを知っている」という本には、「ありがとう」という言葉をコップの水に声をかけると、水の結晶が美しいものになり、乱暴な言葉をかけるととても醜い結晶になるといわれています。
また、僧侶が淀んだ池などに読経をすると、美しい結晶になるとされていて、それらの結晶の写真が本にも掲載されています。
キリスト教では「聖水」、神社では「ご神水」「ご霊水」などと呼ばれて、パワースポットにある水はパワーのある水であることが多いようです。
埼玉県さいたま市の「氷川神社」の手水舎には、「ご神水」とされた水を飲むことができます。心身のお祓い効果があるようです。
私も数年前頂きに訪ねた奈良県の三輪神社の中にある狭井神社の水は病気治療によいとされていますし、紀三井寺の吉祥水は開運の水として有名です。
京都の貴船神社は水の神さまをお祀りしており、本宮にある石垣から尽きることなくご神水が湧き出ています。貴船神社のご神水は、3年以上くみ置きしていても雑菌の繁殖が認められない、良質の水であると、認められたこともあるそうです。
箱根神社横の九頭竜神社の御神水は恋愛祈願、開運にご利益があるとのことで持ち帰る方が多く、ご神水を持ち帰るペットボトルも(¥100)売られています。
奈良県の大峰山系・天河弁財天側からわき出る水は『ごろごろ水』と呼ばれ神気が宿る名水とオカルト作家の加門七海さんも本に書いている。
栃木県の日光二荒山神社の境内からは、二カ所からご神水が湧き出ています。本社の背後にある恒霊山中の洞窟に湧いている「薬師の霊水」で、眼の病に霊験があるといわれています。もう一カ所のご神水は、別宮の滝尾神社の清流天狗沢のほとりに湧いている 「酒の泉」。名前のように、この水を持ち帰って酒を造ると良酒ができるとされていて、醸造家たちが崇敬されています。
そんなご神水の中でも一番の奇跡の名水は富士山の御神水です。
富士山頂の『久須志神社』と『浅間大社奥宮』では登拝した人だけが授与される『銀明水』『金明水』は頂上の雪解け水をお祓いしたものだそう。まさに日本一の山の力が籠ってます。(手に入れるのは難しそうですね・・・。)
日本一のパワースポット富士山の裾野にある、『道の駅富士吉田』に湧き水を汲める所があり、富士山のご神水が湧き出す湧玉池などがあります。
富士山のご神水は、雪や雨が数十年という時間をかけて地下の岩盤を漉されてきた伏流水だといわれています。水質も素晴らしいと評判の美味しい水でもあるそうです。
山頂の水だけでなく富士山のご神水は浄化作用がとても強いとされており、その水を飲むと運気があがるとされています。
それぞれの土地の気を転写するという水にはまだまだ解明できていない、はかりしれないパワーが秘められているようです。